サンマの煮付け
10月にもなるとそろそろサンマも終わりで、価格もかなり安くなりました。作り置きするおかずとして「サンマの煮付け」を作るにはお手頃でお買い得です。脂は少し抜けていますが、それでも煮付けると脂が浮いてきてとても美味しそうです。DHA、EPAをたっぷり含んだ青魚としてまだまだ捨てがたい魚です。サンマの効能より
スーパーで買って来てすぐに食卓に乗せる
お店でサンマを多めに買ってきたけど直ぐできる方法はないの?と思うのは誰も一緒ですね。簡単にパッパッとできればうれしいですよね。ならばサンマの下処理をお店の人に頼みましょう。「頭を落として内臓を筒抜きにしてください」とお願いすればやってくれると思います。「それを4カットにしてください」と言えばきれいにしてくれるはずです。持ち帰ったら、まずサンマに塩をパラパラ振りかけて10分程置きますと、臭みが抜けて、煮崩れ防止になるし、味もキレが出てきて美味しくなります。
そうしながら鍋にお湯を沸かしておきます。沸騰したら先ほどのサンマをお湯にくぐらせて冷水にとって汚れを落とし、ペーパータオルにとって水分を切ります。ここまでが下処理になり僅か15分のことです。後は煮ていくだけなのですから簡単です。
サンマは鮮度のいいものを
魚は鮮度が命です。鮮度の良さも味の内ですからよく吟味して買う事が大事になってきますが、お店でパッと見ではなかなかわかりずらいものです。やはり、行きつけの魚屋さんを作って仲良くなっておくのが間違いないです。今は、主婦に混じって男性も買いにいきます。男でも愛想よくお願いしていれば良くしてくれますから。(魚屋の私が言うので間違いない)余談ですが、釣り好きのお客様も結構いらっしゃいますが、知っているようでわかってない方がほとんどです。プロはお客様の知らない情報もリアルタイムで知っています。遠慮なくお尋ねください(愛想よく尋ねるのがコツです。魚屋さんはそういうお客様を大事にします)
サンマの旨煮
煮方は色々でしょうが、私は、酒と水、砂糖を入れた中へ下処理したサンマを入れてヒタヒタの状態で落し蓋をして煮詰めていきます。煮汁が半分量になったら濃口を入れます。さらに煮詰めていくと泡が少し大きくなるので、ここで味醂と溜まり醤油を入れて煮汁を絡めて完成です。中骨まで柔らかくとはいきませんが、御飯のおかずにピッタリの旨煮の出来上がりです。冷蔵庫で保管すれば2~3日は美味しくいただけますよ。