青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
スポンサーリンク

子持ちカレイ

お腹の膨らんだ子持ちカレイ

まだまだ寒さ厳しい日が続きますが、こんな時こそ旬の魚の栄養を摂りたいものです。この時期にしか食べられない魚もいます。その中でも産卵前で子を腹一杯に抱えた”子持ちカレイ”がお勧めです。赤カレイなのですが、子を抱えているので雌になります。赤ガレイは子持ちが好まれる傾向にありますが、雄の方はというと大きくても25~30センチです。

子持ちカレイの煮付け

赤カレイが子を抱えるのは1月中旬から2月の中旬までで、それを過ぎると子が流れ出して卵が柔らかく溶けてくるのでお薦めしません。産卵前の一番いい時期が今なのです。子持ちカレイは大きいもので40センチほどになりますので、身も相当に分厚くなります。鱗をタワシなどでこそげ落とし、頭と尾を切り離してから適当な大きさにカットします。一度霜降りして臭みを取り除いてから煮付けていきますが、卵に火が通りにくいので、私の場合は竹串を卵に数本差したまま煮付けていきます。そうすると火が入りやすいのです。甘辛く炊いて行きますが、身に厚みがあるので銀ホイルで落とし蓋をして煮付けます。食感はモッチリとしていて卵もプリッとして歯ごたえがあり美味です。

雄の赤カレイの煮付け

赤カレイは子持ちカレイと食感が違います。煮付けていくのは一緒ですが、薄いので火の通りも早く食べてみると身離れも良くスッキリとした美味しさがあります。この赤カレイの方がいいという方も結構いらっしゃいますが、これは好みの問題ですから好きな方をどうぞ。

他の食べ方

赤カレイと言えば煮付けが定番ですが、ムニエルにしても美味しいです(雄の赤カレイ)。他にから揚げという手もありますが、一夜干しにしたものをから揚げすると風味がさらに増しておいしくいただけますよ。一度お試しください。同じく一夜干ししたものを焼いて食べるのも美味しいです。この時期は厳寒ですからいわゆる”寒風干し”ですね。

赤カレイの栄養

カレイには、ビタミンB12が大量に含まれていて、集中力の向上、気力の維持など神経の働きを良くする働きがあるので、受験を控えた学生さんにはなくてはならない栄養素です。またミネラルの一種であるセレンの含有率が高いことでも知られていて、強い抗酸化作用を持つ栄養素で、老化防止や有害物質を解毒させる効能があり、インフルエンザがはやるこの時期にはうってつけの食材と言えます。

旬の魚にはその時期に合った栄養素がある

先ほども触れましたが、赤カレイの持つ栄養素が今の寒い時期に見事にマッチしていますね。適材適所なのです。旬の食材はタイミングがいいのです。産卵前の栄養たっぷりの赤カレイをどうぞ召し上がれ。

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました