解凍カラスカレイは美味

ヨーロッパ産のカラスカレイ

魚屋さんは時化で魚の入荷が少ない時、お得意様の店離れを防いで売り上げアップを図るために代替え商品を用意します。代表的な魚に解凍のカラスカレイがありますが、産地はノルウェー、ドイツ、ロシアなどヨーロッパの海で水揚げされ冷凍して輸出され日本に入ってきます。中でもノルウェー近海の極寒の地域で獲れたカラスカレイはしっかり脂が乗っていてとても美味しいのです。

カラスカレイのお勧めの食べ方

カラスカレイは大きいものほど脂の乗りが良く、煮付けて食べるとバツグンの旨みがあります。厳寒で育つので脂の乗りがワンランク上で日本のカレイにはない美味しさがあります。身離れも良く骨があっても取り除きやすいので食べやすい魚です。煮汁は御飯にかけて食べることをお勧めします。脂の溶けだした煮汁が一つのおかずになる程です。

他に照り焼きも美味しいですよ。一度食べたら病みつきになる程で是非おためしください。お子様も大喜びする事請け合いです。

カラスカレイの栄養効果

カラスカレイは高たんぱくで低カロリー、ヘルシーな魚です。脂と共にコラーゲンが多く美肌や老化防止にも効果があります。また消化が良いので胃腸の弱い方にお勧めで、その上低カロリーなので離乳食にも最適です。

煮付けのレシピ

スーパーなどで切り身を買って来たら、まずお湯を沸かして霜降りします。余分な臭みと汚れを取って後、酒４、味醂１、濃口１、砂糖少々（お好みで）を鍋に溶かして切り身を入れます。アルミ箔を落とし蓋にして強火のまま１０~１３分煮つければ完成です。強火でアルミ箔を躍らせサッと煮付けるのがコツです。

照り焼きは酒１、味醂１、濃口１、砂糖１をあらかじめ作っておきます。フライパンにバターを敷き両面を焼いて後タレを回しかけて表裏をひっくり返しながら少し煮詰めていけば出来上がりです。甘辛いタレにあっさりした白身がとてもマッチしブリにはない美味しさですよ。ぜひお試しください。