青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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寒ブリ

正月明けの寒ブリ

年末にはお値段もかなり上がってなかなか手が出ないブリですが、正月明けて中旬にもなると価格も落ち着いてきてお買い得、食べごろです。4kオーバーをブリと呼ぶことになっていて、ヒデリコ、ツバス、ハマチ、マルゴ、ブリと呼び名が変わっていきます。山陰地方ではこう呼びますが、地方によりさまざまなようです。

寒ブリの刺身

寒ブリと言えばお刺身です。その芳醇なほどに乗った脂の旨みを味わうなら生で食べるのが一番です。舌の上で脂がとろけて何とも言えず美味です。山葵と醤油で頂くと思わずお酒が欲しくなりますね。もちろん御飯にもあいますが、お寿司で頂けば更に美味しいです。ほどほどに締まりがありながら柔らかな身は、口の中一杯に旨さが広がって食べ応え十分です。

 

ブリ大根

この時期に美味しくなるのは魚ばかりではありません。畑では雪をかぶった大根が旨みを増しています。寒い夜にはもってこいのおかずで食べ合わせもいいですね。ブリ大根はこの時期が一番美味しいです。また、ブリと大根の相性もバツグンで、ブリにはないビタミンCを大根が補う形になり、栄養面から言っても是非食卓に出したい一品です。

ブリしゃぶ

お正月にはお刺身もお寿司も食べて、お腹いっぱいになったことと思います。たまには違うメニューで食べたいものですが、そんな時は迷うことなく”ぶりしゃぶ”をお勧めします。脂こってりのブリの身も鍋にするとあっさりと美味しくいただけて後味も最高です。水菜を撒いて食べるのがセオリーのように言われていますが、板前のまかない飯では代わりにレタスを入れて頂きます。忙しくて食事もすぐに終わらせたい時、火がすぐ通るレタスの方が具合がいいのです。加えて刺身の端切れも有難くいただけますからなおいいのです。

お弁当にも使える”ブリの照り焼き”

ブリの柵が残ったら醤油ベースのタレに漬け込んで照り焼きにすると重宝します。夜のおかずが残れば迷わずお弁当のおかずの一品になります。御飯も進みますよね。

ブリの栄養

脂の乗ったブリは大変美味しく、身体にとってもいい食材なのです。ぶりは良質なたんぱく質を含み、ビタミン類やミネラルなど私達の身体が喜ぶ数多くの栄養素を含んでいます。青魚に多いEPAやDHAが豊富で、血液の流れを良くし、動脈硬化や高血圧の予防が期待できます。またタウリンが含まれているので肝機能の強化にもなりますし、鉄分も含まれているので貧血にも効果があります。さらにさらに言えば,抗酸化作用が強く、抗ガン作用が期待されているセレンや、成長促進を促し、粘膜を保護してくれるビタミンや、肝臓や腎臓の働きを助けるモリブデンが含まれています。特にモリブデンは、体の中に入った有害物質を分解する酵素の成分として必要なミネラルで、鉄分の働きを高め、造血に関わる作用があることから、「血のミネラル」とも言われています。これらのビタミンやミネラルは捨ててしまいがちな血合いの部分に多く含まれているので、鮮度の良いものを手に入れて血合いの部分も捨てずに食べてください。

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