青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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イサキ

梅雨の終わり

梅雨がそろそろ開ける頃ですが、この間の台風は日本全国あちこちに多大な爪痕を残して、温帯性低気圧に変わるようです。北海道ではかなりの雨も降るのではないでしょうか。お気をつけください。ここ山陰でも台風の去った後、雨が降り続いています。大雨警報がでるなど、今までとは様子が違うので対応に追われる始末です。来週には晴れ間も出てくるようで、夏本番もすぐそこまで来ています。

夏が旬のイサキ

さて、海の方も台風の影響で大荒れで、漁師さんも早々と定置網を引き揚げていますので、魚が至ってありません。釣りの方も危なくて行く人もいませんが、台風が去った後は海もきれいにリセットされて、いよいよ夏の釣りシーズン開幕というところでしょうか。これから夏にかけて旬を迎える魚に「イサキ」がいます。刺身良し、煮つけて良し、焼き魚良し、アラは味噌汁で良しとどう料理しても美味しい魚です。ただ、骨が硬いので注意が必要です。

イサキの釣りかた

磯や堤防からのウキフカセ釣り、カゴ釣り(ツーツー仕掛け)が一般的な釣り方です。エサはオキアミボイルで、カゴ釣りなら籠にジャンボ(アミエビ)とオキアミボイルを混ぜたものを入れ、付け餌に大きめのオキアミボイルを着けて釣ります。イサキは棚が真鯛とほぼ同じなので取り込み方を変える必要があります。真鯛とイサキの見分け方
「逃がした魚は大きかったのになぁ・・・」と後でホゾを噛むことになります。

旬のイサキは煮付けに限る

イサキという魚はどう料理しても美味しいのですが、あえて煮付けをお勧めします。産卵を控えた時期の白子を抱えたイサキは絶品で、スーパーで新鮮なイサキを買ったら、魚屋さんに調理をお願いしましょう。「煮付けるので半分カットで、真子か白子があったらそのままにしてくださいな」と頼めばやってくれます。これを煮付けて食べると最高なのです。魚の中でも真子、白子が特に美味しい魚の一つで、栄養も豊富です。

イサキの栄養価

イサキは初夏から夏に向けて旬を迎える魚で、比較的脂肪が多めの魚です。DHAやEPAなどの脂肪酸も多く含まれるので、成長期のお子様や成人の生活習慣病の予防にも効果的です。特にカルシウムの吸収をよくするビタミンDが豊富に含まれているので、カルシウムを多く含む海藻類や野菜と一緒に食べることをお勧めします。

カルシウムの摂り方

この食べ合わせは、特に乳製品のアレルギーをお持ちの方にはお勧めです。カルシウムといえば牛乳ですが、乳製品に対してアレルギーをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。イサキと食べ合わせることで乳製品の苦手な方でもカルシウムをしっかりと摂取できます。通常海藻類や野菜からカルシウムを摂取しようと思うとかなりの量を食べないとカルシウムが摂れませんが、イサキと食べ合わせると、イサキに豊富に含まれるビタミンDがカルシウムの摂取を手伝ってくれるのです。

カルシウムを多く含む野菜

では、カルシウムを多く含む野菜には何があるのでしょうか。豆類がよく言われますが、これからの季節、ビールの友としての枝豆があります。他に豆腐、ほうれん草、ネギ、小松菜などこれらの野菜を合わせればカルシウム強化メニューになります。マニアック的な所では青汁も一緒に食べ合わせると効率的にカルシウムが摂れるんだとか。これには私も意外でした。

イサキを食べて骨太になりましょう

これから旬を迎えるイサキはバランスの良い食事にはうってつけの食材です。カルシウムはまた、精神安定にも効果的なことを考えるとしっかりと摂りたいものです。さあ、今年の夏はイサキを食べて身体も心も骨太になりましょう。

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