夏の疲れを蒲焼で補う
朝晩が涼しくなり、布団もしっかり掛けていないと寒い程です。この頃ですよね、夏の疲れが出てくるのが。なんとなく身体がだるいと感じるのは私だけではないと思います。江戸時代の発明家で有名な平賀源内は「土用の丑の日にウナギを食べるとなつばてしません」と言って、庶民にウナギの効能を広めたひとですが、実際、ウナギは栄養満点です。このウナギのタレを応用して、サンマの蒲焼を食べようという者です。
蒲焼でもよく合うサンマ
蒲焼のタレはサンマによく合います;青魚のいわゆる癖がある魚によく合うのです。ウルメイワシなどもいい例です。蒲焼にするにはサンマを三枚おろしか、開いて背骨を外します。行きつけの魚屋さんに言えばすぐやってくれるので頼みましょう。イワシと違って長いので見た目はボリューム感満点です。あるいは二等分してもいいでしょう。
たれは市販の鰻タレでOK
卸したサンマに片栗粉をつけてフライパンで両面を焼きます。そこへウナギのタレを入れて絡めれば出来上がりです。
鰻とサンマの両方の栄養分を摂る
サンマの栄養分はDHA、EPAをはじめ、ビタミンEが豊富に含まれていますが、そこにウナギのビタミンAが加わるので、、脳の障害を予防し、心臓病や動脈硬化を防ぎ、血管の健康を保ち、毛細血管の血流を良くし、その上に粘膜を強化し、視覚を正常に保ち、胃腸病や風邪を予防するわけです。まさに現代人にとってはドンピシャの料理なのではないでしょうか。
市販の鰻のタレ
市販の鰻のタレは粘度を上げるために増粘多糖類が入っているので、しっくりした味になりませんが、100mlクラスの小さいタレの方がまだいいです。レシピは色々出回っていますので、それを参考に作ってみてはいかがでしょう。ウナギは有頭で売られていますので、食べる時外した頭としっぽを貯めて冷凍保存しておいて、タレを作る時一緒に入れてプラス昆布を入れて炊くと少しはいいタレが出来ますのでお試しあれ。
サンマが旬の時期にはしっかり食べましょう
栄養抜群のサンマは水揚げが多少減っては来ていますが、食べることによ病気を予防するパワーを与えてくれるので、手を変え品を変えて食卓に乗せましょう。