青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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サンマを食す

サンマの季節到来

今年もサンマが美味しい季節がやってきました。スマートながら栄養も豊富で、味も良し。塩焼だけでも美味しいのですが、飽きないように煮付けて良し、刺身でよし、タタキでよし、残暑厳しいので南蛮でも良しとこの季節のおかずのメインディッシュです。

塩焼き

サンマは何といっても塩焼が一番です。できれば七輪で煙を巻き込みながら焼きたいですね。煙も味の一つで、サンマを包むように煙がまわるとよけいに美味しいのです。最近の奥様方を見ていると、「内臓を抜いて頂戴ね。」とおっしゃいますが、一番の食べどころを捨てるのは実にもったいないことです。あのほろ苦さがいいのですが、時代の流れでしょうか、嫌う方が増えているような気がします。我が家においても子供は内臓を嫌います。「大人になればわかるけどなぁ」と思いつつ内臓は全て私のものです。嬉しいような悲しいような複雑な気持ちですが、「旨い!」の一言です。

サンマの刺身

最近のスーパーを見ていると小さいサンマを刺身にして売っていますが、私は感心しません。遠く北海道沖合で獲れたサンマはここ山陰まで来るのにはかなりの時間を要するからです。朝上がって、セリをして早くても翌日以降に空輸ならとどきますが、そうでないと2~3日はすぎています。また、処理の仕方もあり、殺菌海水で処理されたものと普通に水氷で処理されるのもがあります。当然、鮮度維持から言って差が出ます。もちろん価格も違います。~刺身にするのは殺菌海水で処理されたもので、比較的大型のもの、箱の入数に直すと18~20入りまで。大型程脂があり、従って鮮度落ちが緩やかだからです。最近は海の事情も変わってきていてわずかですが海水温度が高くなっています。昔いなかった虫がいるようになったのはここ数年のことです。特に新鮮で大型のものをお刺身で頂くことをお勧めします。

サンマの煮付け

サンマを輪切りにして甘辛く煮つける有馬煮は有名です。脂が乗ったこの時期はおかずにしても最高です。缶詰には骨まで食べられるようにしてありますが、甘目のラッキョウ酢で焚く方もいらっしゃいます。骨まで食べたい時は、水と酢で煮続けて一晩放置後、翌日に醤油味で焚いて行くと骨が柔らかくなって食べられます。DHA・EPAだけではなくカルシウムもしっかり摂れ、夏バテのこの時期にはうってつけではないでしょうか。

サンマの揚げ物

お店で「三枚おろしにして」といえばいくらでもしてくれますので是非頼みましょう。買って帰って、小麦粉をはたいてから揚げにしてもいいし、パン粉をつけて揚げてもいいですね。暑いこのごろですから、チリソース風でもいいのではないでしょうか。南蛮酢でもいけます。結構メニューができますよ。

大衆魚をしっかり食べて夏バテを防ぎましょう

旬のサンマには豊富な栄養があります。サンマのDHAは、脳細胞を活性化し、物忘れ対策にはうってつけです。EPAは血液中のコレステロール値を低下させてくれる働きがり、血液の流れを良くしてくれます。サンマにはほかにも、ビタミン類が多く含まれていて、特に貧血予防に効果的です。青魚を美味しく食べて暑さに負けない身体をしましょう。

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