青魚のDHAとEPA
私事で恐縮ですが、最近物忘れが目立つようになってきて、こんなはずではないのにとショックを受ける事がしばしばあります。物忘れが目立つ様になってきたのですね。でも認めたくないわけです。回復もしくは進行を止めるにはどうしたらいいか調べていくうちにわかったことがあります。
脳の働きを助けるDHA
人間の身体は水分が60%を占めていますが、脳は60%を脂が占めているらしいのです。海馬は記憶力や認知力を司る部位ですが、老化してくると正常な人に比べて脂がかなり減少しているようなのです。その脂とはDHAなのだそうで、EPAもその一部が体内でDHAに変換されて脳の栄養になっているらしいのです。
体内におけるDHA・EPAの働き
EPAとDHAは血液の中性脂肪を低下させる作用があり、血液の健康状態を良好に保つ作用もあります。サラサラの血液は血管を若返らせ、血栓の発生を抑えてくれます。肉の脂は常温で固まりやすく、例えばラーメン屋の下水管には、動物性の脂が石の様に固くなりへばりついています。しかし、魚の脂は固まりにくく体内でもサラサラの状態です。
DHA・EPAの摂りかた
DHAとEPAは青魚に特に多く含まれていて、毎日の食卓に青魚のおかずがあれば申し分ないのですが、酸化しやすく、焼いたり、煮付けたりするとその栄養分が失われてしまいます。お刺身でいただくのが一番いいのですが、毎日というわけにはなかなかいきませんね。お刺身ではないけど、カルパッチョとか、酢締めにしたあえ物とか、メニューは色々とあります。
DHA・EPAの効能
DHA・EPAは脳の活性化にはなくてはならない栄養分で、記憶力や認知力のほかに、注意力、判断力の維持に大きく貢献しています。まさに老化現象を抑えてくれる栄養そのものなのです。でも、若い頃から常時摂っていれば年れを重ねても能力の低下のスピードがゆっくりになるのは目に見えています。それに海の恵みを享受している地方の方が長命なのも確かなことです。
旬の青魚を食べましょう
鮮度の良い魚を食べることは、自分の健康はもとより家族のためにもとても重要です。大衆魚の鰯、アジ、サバをはじめサンマなど、安くて美味しい青魚はたくさんあります。美味しく食べて会話も弾み、御飯も他のおかずも一緒に食べれば心も身体も健康になります。毎日食べれば言う事ないのですが、現実にはなかなかそういうわけにもいきませんよね。
TVのCMが気になりだして
近年、健康志向の影響もあってTVでも盛んにサプリメントが紹介されていますが、血液関係、特に脳に好影響を与える物には、やはり青魚のEPA、DHAが必須ではないのかなという印象を強く受けます。海辺で生活拠点を持つ地方の方に健康で長命な方が多いのもうなずけることです。わたしは、魚がない日はワカメの味噌汁を頂いたり、酢締めしたものを買って来たりして少しでも食べるようにしていますが、私の父親が数年前からアルツハイマーを患うようになってから、TVのCMを気にするようになりました。血液サラサラは大事だと強く感じています。