ここにきて、飛び魚がよく獲れています。出はじめは1羽680円で売っていた大目も今では特売で1羽120円までさがりました。ここまでさがって喜ぶのは蒲鉾屋さんでしょう。山陰名物「あごの焼き」の原料になっている飛び魚は刺身だともっちりして旨みがある魚です。その卵である「あごの子」は煮漬けると酒の肴にうってつけです。
海水温も上昇してきているので魚種も入れ替わりました。大ヒラマサはいなくなりましたが、代わりに小ヒラが良く上がっています。この時期旬で、脂の乗りもよく刺身が最高です。小ヒラが出だすとハマチの脂が落ちてきます。獲れますが、朝どれならいいでしょう。
小鯵も増えてきて、南蛮漬けが美味しい時です。他にイサキも旬を迎えます。かなり脂が乗って来ました。刺身良し、煮漬け良し、塩焼良しとどう調理しても美味しい魚ですが、少し癖がありこれを嫌うひともいます。また、鱧もでまわってきました。鱧落としにして刺身で食べるとこたえられません。海の幸は種類も豊富で栄養豊かです。