磯釣りに出かけると、石鯛を狙ってじっと待っている人の姿を目にします。石鯛の歯は固く鋭いので
貝でも噛み砕いて食べてしまうくらいですが、高級なものを食べているせいか刺身で食べても
ブリやハマチ、ヒラマサなどの青物とは一味違います。脂っこいですがしつこくなく、朝獲れのうちは
磯臭みも全く感じないほどでコリコリ感があって美味です。また皮が特に美味しい魚で、皮つきで焼く
焼き霜造りでたべるとまた違った味わいがありお勧めです。炙りものに凝っているお寿司屋さんがいて
朝獲れの石鯛が入荷すると必ず買って帰るほどで、アラは叩いて味噌汁にするといいだしが出ますので
お試しください。
1.アラを適当な大きさに叩いて熱湯をかけて霜降りにします。
2.鍋に水を入れて沸かし、先ほどのアラをいれます。
3.あくを取りながらじっくり煮込みます。(20分位)だんだんと味が出てくるのがわかります。
4.ダシの素を入れて季節の野菜(キャベツ、玉ねぎなど)豆腐をいれて煮込み、味噌をとかします
5.ネギ、一味唐辛子を少し振って完成です。
石鯛は、脂肪分の少ない白身魚で、良質な動物性たんぱく質をたっぷり摂ることができるので
ダイエットにも最適です。特に不飽和脂肪酸が多く、悪玉コレステロールを減らしてくれますので
血圧が高くて気になる方にはお勧めです。