今が旬のシラウオ

シラウオは宍道湖７珍の一つで、１１月下旬頃から３月いっぱいまで刺し網等で獲れる季節の風物詩です。
新鮮なものは生のままワサビ醤油で食べたり、酢味噌和えで食べられ、寿司種にもなります。天ぷらや
卵とじなど美味しいです。骨も含め、丸ごと食べるものなので、カルシウム、マグネシウム、リンなど、
骨の生成に不可欠なミネラルを沢山摂取できます。またビタミンＡとなるレチノールが多く、活性酸素を
抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病対策となる他、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫力も
高まります。宍道湖が適度に荒れた時に大漁になります。これを食べないと春がこないという程庶民の
間でも人気の食材です。吸い物でいただくと少しほろ苦いですが、これがたまらないというファンも
多いです。私のお勧めは、シラウオのかき揚げです。薄い玉ねぎスライスと人参のかつら剝きを千切り
したものに三つ葉を混ぜて、そこに洗ったシラウオを混ぜて天ネタを入れてかき揚げにします。手のひら
に薄く広げて１６０度の油で揚げていき、一度ひっくり返して薄く色づいたら完成です。しっかり揚げて
おくとパリパリ感が持続します。さあ、旬を召し上がれ。