青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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魚へんに春と書いて鰆(サワラ)

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春を告げる魚の一つにサワラがいます。サワラと言う漢字は魚へんに春とかきます。文字通り春が旬です。
出世魚の一種で、幼魚時はサゴシ、80cmクラスから鰆と呼んでいますが、地方によって呼び名が違い、
幼魚時をサゴチという所もあります。細長い魚で、青物ですが、その身はしっとりとしていて旨み、甘み
があり、関東では寿司ネタとして好まれているようです。山陰ではもっぱらバター焼き,西京漬け、
たたきにして刺身でいただくことが多く、鍋材料としても重宝する魚です。なかでも1mを超える
2~4Kgクラスのサワラは脂の乗りが素晴らしく、特に雪が降る季節の頃は刺身でいただくとマグロにも
負けず劣らず美味です。サワラの旬は春と冬で、春はあっさりとした脂、冬はこってりとした脂と
時期によりそれぞれ美味しくいただけます。食べ方は、刺し身、焼く、煮る、蒸す、揚げるなど、
どんな調理法にもあう魚です。サワラはタンパク質が豊富で、脂質も多からず少なからず適度に
あります。良質なタンパク質には体力向上、疲労回復、代謝活動の促進、免疫力を向上させる働き
があり、脂質には高血圧を予防したり、LDL(悪玉)コレステロールの低下させるオレイン酸が
100gあたり2300mg含まれます。また、血液サラサラ、抗血栓作用、認知症の予防改善効果がある
EPA、DHAもしっかり含まれます。サワラの身は柔らかく、消化もいいので子どもや高齢者にも
お勧めです。そこで、今日は鰆の西京味噌漬けを作ってみましょう。
白味噌を酒と味醂で柔らかく伸ばします。さわらに軽く塩をふり、15分以上置いておきます。
水分が出てきたらよくふき取り、混ぜたみその保存袋に入れ、空気をよく抜いて冷蔵庫で
2日以上寝かせます。そして保存袋から取り出し、サッと洗ってすぐに水分をよくふき取り、
弱火のグリルで5分じっくり焼きます。西京味噌の旨みが移って酒の肴に良し、御飯のおかず
に良し、健康に良しと三拍子揃っています。ちなみに沢山作ったときは、2日漬けこんでから
冷凍にすれば半月から1か月くらいは持ちますので、保存食としても重宝しますよ。

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