健全な食生活は私達の健康にとって大きなテーマです。栄養バランスのとれた食事は毎日の明るいスタートを約束してくれます。老若男女問わず、ＤＨＡ、ＥＰＡは体の機能維持に必要な必須脂肪酸です。私達の体内で作られることのない二つの必須脂肪酸は、毎日の食事により摂取することで健康を維持することが出来ます。
DHA EPAの素晴らしい効能
魚にはタンパク質やカルシウム、タウリンをはじめ多くの栄養が含まれています。その中でも注目を集めているのがオメガ3脂肪酸のDHA、EPAです。オメガ3脂肪酸は、食べ物から摂らなくてはいけない必須脂肪酸です。DHAは記憶や学習能力を維持するのに役立ち、認知症の予防や改善にも役立っています。一方、EPAはとても柔らかい脂肪酸で、EPAを毎日たくさん摂っている人の細胞膜はとても柔軟です。そして、この細胞膜に含まれているEPAが身体の炎症から守ってくれる働きもしてくれます。
DHA、EPAが不足して不健康にならないように、意識して魚を食べることが必要ですね。
DHAの働き
記憶や学習能力の維持に役立つDHAですが、魚を食べただけで頭が良くなることはないようです。しかし、DHAの補給で低下していた脳の活動が回復するのは検証されているので、魚を食べる機会が少ない人は、DHAを十分補給できなくなり脳の活動が低下する可能性があり英語ます。学校や会社でフルに頭脳を使うには青魚を食べることがポイントになります。またDHA不足は、物忘れや認知症など、脳機能の衰えにも大きく影響を与えるので、中高年になったらサプリメントを含め、DHAを意識して摂るように心掛けたいものです。
母乳の成分
赤ちゃんが大きくなるためには母乳が必要ですが、母乳にはDHAが多く含まれています。そして、欧米より日本のお母さんの方が、母乳の中のDHA成分が多いと言われています。これは日本人の魚を食べる食生活が影響しているのではないかと考えられています。年齢に関係なくDHAはとても大事なのですね。
EPAの働き
EPAは、中性脂肪の低下や血小板の凝集を抑制する効果があり、心筋梗塞や脳梗塞を予防します。そのほかに、がん予防、美肌効果にも良い影響があり、アトピーや花粉症などへの抗アレルギー作用など、その効能は多岐にわたります。
DHA,EPAを多く含む青魚
このように、魚に含まれるDHA、EPAは頭と身体を健康に保つ上でなくてはならない栄養素なのです。ではどういった青魚に多く含まれているのでしょうか。具体的に挙げてみるとマグロ、ブリ、サバ、イワシ、サンマ等に多く含まれているようです。魚料理と言えば煮付け、塩焼、フライ、ムニエルなどメニューも多彩ですが、ＤＨＡ，ＥＰＡは熱を通すと少なくなる傾向にあります。一番いいのは、お刺身、カルパッチョなど生食が効率よく摂れるようです。とはいえ、毎日お刺身を食べることは無理があります。煮付けあり、塩焼あり、天ぷらなどもいいでしょう。
魚は栄養バランスのとれた優れた食品
魚の脂には、不飽和脂肪酸であるDHA・EPAが豊富に含まれており、魚の身には、カルシウムやビタミンなど体に必要なものがいっぱい含まれています。魚には、健康を維持するうえで欠かすことのできない栄養素がいっぱい含まれています。色々な種類のお魚を調理して、時には皮や内臓、骨までも余すところなく美味しく食べて、魚離れで増加し続けるアレルギーや生活習慣病から身体を守りましょう。