青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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スズキ

梅雨入りから夏までが旬

スズキは出世魚としても知られていますが、呼び名は地方により若干違いがあるようです。ここ山陰では春先の小さなものをセイゴ、梅雨入り前から連れ出す少し大きめのものをハネ、60cm以上になるとスズキと呼んでいます。スズキと呼べるようになるまでには4年かかります。白身の魚で栄養価も高く、調理法としては、「スズキの奉書焼き」が有名です。宍道湖七珍の一つで、梅雨時期になると大橋川沿い至る所で釣り人を見かけるようになります。

宍道湖七珍

宍道湖七珍とは、スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、鯉、シジミ(ヤマトシジミ)のことで、頭文字をとって「すもうあしこし」と覚えます。また、宍道湖は汽水湖としてシジミ漁が有名で漁獲高は日本一です。宍道湖の塩分濃度は外海の約1/10程度で、淡水魚と海水魚が同居できる有用な環境下にあります。お隣の中海ともつながっていて、外海の海水と共に海水魚が出入りしているのです。ちなみに中海の塩分濃度は外海の約1/2であり、こちらも汽水湖なのです。ここ数年で中海では赤貝(サルボウガイ)の養殖が復活し、砂を噛まない大粒の身が大好評を得ていることでも知られるようになりました。

スズキの栄養

スズキは良質拿タンパク質を多く含む白身の魚です。体力向上や新陳代謝の促進を促してくれるなど、健康維持には最適の魚です。また、EPA、DHAもしっかりと持っていて、血液サラサラ、抗血栓作用など現代病の予防に効果的です。食べては消化吸収も良くあっさりしているので、病中病後、離乳食等にうってつけです。

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スズキの洗い

スズキは海から川へ遡上することもあり、少し癖があってこれを嫌う人がいますが、”洗い”にして食べれば癖も抜けて美味しくいただけます。特にお勧めな方法は、ボールに氷水を用意し、おちょこ一杯ほどの日本酒を落とした中でじゃぶじゃぶ身を洗うと癖が抜けると同時に旨みが加味されますのでお試しください。山葵醤油もいけますが、フグ風にもみじポン酢で頂くと初夏にピッタリの酒肴になります。

釣っても楽しい魚

スズキは初夏から盛夏にかけて釣れる魚で、入梅と同時に釣り糸を垂れる風景が目立つようになります。昼にも釣れますが、活発になるのは夜で、土曜の夜ともなるとケミ蛍の明かりがちらほら見えます。ただ、スズキのカマはカミソリの様に鋭く、気をつけないと手を切りますのでご注意を。

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