ズワイガニの解禁
日本海のズワイガニのオスの漁期は例年通り11月6日から翌3月20日までとなったようです。山陰では松葉カニ、北陸へ行くと越前カニとその呼び名は地方により違いますが、このブランド名はオスだけに付けられるもので、メスの方は親カニ、あるいはセコガニと呼ばれていて11月~1月が旬です。松葉カニよりも早めに漁が終わりますが、濃いダシが出るのが特徴で、味噌汁にすると大変美味です。もちろん、比較的大きいものは茹でて食べても美味しいです。
紅ズワイガニとの違い
ズワイガニと紅ズワイガニは値段も味も違います。赤く、足が平たいのが紅ズワイガニで、身もそこそこ入っていますが、味においては松葉ガニが数段上です。しかし、リーズナブルな値段で求めやすいのでこちらも人気があります。区別がわかりずらいですが、茹でて腹を見た時に、松葉ガニは白っぽいですが、紅ズワイガニは足から、腹までが赤く特に足は平らですから違いがわかります。
高級品松葉ガニのお値段
大きいもので1Kクラスになると1尾1万を超えます。甲羅の小さいものは2,000円位で売られていますが、食べて美味しいものは5,000円から上のクラスで、足も大きく食べこたえがあります。解禁になった直ぐには非常に高値がついたりしますので、なかなか手がでませんが、11月終わりから12月初めまでなら価格も安定していてお求めやすいかと思います。それから年末に向けては値が下がることがありませんので、ご注意の程を。
年明けになると下がる値段
松葉カニは年内いっぱいはその需要が大きく高値で取引されますが、歳を明け正月気分も抜けてくる頃になると相場が少しずつ下がってきますので、買うならこの時が狙い目です。年末に8、000円していたものは6,000円位まで値が下がりますので、うれしい事です。カニ鍋良し、カニスキも良し、湯でカニ良しとしっかり食べて旬の味覚を満喫してみてはいかがでしょうか。先にも言いましたが、親カニは1月一杯くらいで終わりです。カニ鍋をする時、松葉カニだけではなかなかいいダシがとれませんが、その鍋に親カニを一緒に入れてやると良いダシが出て一層美味しくいただけますのでお試しください。
カニを食べて健康になる
蟹にはタウリン(アミノ酸の一種)が豊富に含まれていて、血圧の安定化、心肺機能の強化、、疲労回復や視力の回復など栄養効果が優れています。また、カニガラにはキチン、キトサンが含まれている事が知られていますが、このカニガラを食べるとキチン・キトサンを摂取することになります。一番手っ取り早い料理法は唐揚げですが、このキチン・キトサンを摂取すると自然治癒能力が高まり免疫力の向上など、私達に必要なパワーを補ってくれるのでお勧めです。松葉カニ、親カニともこの栄養素を豊富にもっていますので、しっかりと味噌汁などでこの貴重な栄養素を摂って健康に新年を迎えましょう。