急に寒くなってきて、北海道では11月の積雪量としては62年ぶりの記録的な40cm越えだそうですね。暖冬なのかどうかわからないですねぇ。こうなると当然海の方も荒れ模様で、水揚げも減ってきます。適度に荒れるといいのですが、自然相手なのでどうすることもできません。
さて、冬といえば”松葉カニ”が代表的なご馳走ですが、同時に水揚げされるのが”親カニ”です。親カニは牝、大きな松葉カニは牡です。食べては松葉カニが美味しいのですが、親カニも美味しいのです。手のひらに乗る程小さいですが、ダシは濃くて味噌汁にすれば最高です。またボイルしても小さいなりに美味しく、”内子”と呼ばれる赤い卵巣が美味です。
そして、カニ鍋は松葉カニを入れるのですが、ダシを補うためにこの親カニを一緒に入れると大変美味しいカニ鍋が出来るのです。
身を食べるなら松葉カニ、ダシを取るなら親カニです。ご家庭でも親カニの美味しさをご堪能下さい。ついでに、カニスキをするなら、松葉カニと一緒に親カニをいれて鍋をすると濃いダシで大変美味しいカニスキになります。お試しください。