台風も逃げて少し蒸してくるこの頃です。台風が海を入れ替えしてくれたので、魚もいいのが取れるといいですが。でも魚がだめでも宍道湖のシジミがあります。漁獲量も日本一を回復して今漁の真っ盛りです。
今年の土用の丑のひは7月24日です。土用といえばウナギが有名で、その昔、平賀源内が「土用にウナギを食べると夏バテしません」と言ってウナギを奨励したのが始まりだとか。実はウナギだけではなく、土用のシジミも栄養たっぷりでとても重宝がられています。この時期お中元にシジミを送るお客様が多いです。産卵前で栄養豊富なのです。
シジミは古くから肝臓にいいとされています。それはシジミに際立って含まれているオルニチンと呼ばれるアミノ酸の働きによるものと言われていて、体内でアンモニアの解毒などに役立ち、肝臓の働きを保ち疲労回復効果などが期待されています。料理法としては味噌汁がポピュラーで、お勧めです。
買ったばかりのシジミは砂抜きが未だの事があるので、帰ったらザルにあけてボールにたっぷりの水に一晩漬けて砂抜きします。多ければ小分けして冷凍すれば1か月位は美味しくいただけます。