今日も朝獲れのヒラマサが入荷してきました。大敷網(定置網)に入った魚は全て紫外線殺菌海水で
締められてから入荷してきます。するとアジなども魚の色が飛ばずみずみずしい色をしています。
これと同じで夏が終わる頃から入荷してくるサンマ等も、紫外線殺菌海洋深層水で締めた物と普通の
海水に氷を入れてサンマを詰めた物がありますが、鮮度・持ち・色ともに違いがはっきりでます。
値段もちがいますが、手間暇かけた仕事を経たものはいいです。鮮度が命の魚は特にそうです。
とまあ、漁師の見えない努力を称賛しましたが、わかって買うのとわからずに買うのとでは
全然違います。裏事情も知って欲しい内の一つです。
さて、ヒラマサですが、大きいものは5K~10Kクラスが入荷してきますが、対面コーナーで
見る分には見応えがあっていいですが、味、食感に関してはんNOです。身が固いのです。
こちらの方言で言えば「しわい」。脂があっても食感が悪ければいけません。ヒラマサで
美味しいのは2K~3Kです。身もそこそこ締まっていて食感がよく、脂があれば美味です。
ちなみに大きくて美味しい魚はその一つが「ヒラメ」です。大きければいいものではなく、
ちいさくてもいい物もあり、要はその魚に合った大きさがあり、大きさにより味が違うのです。
これから脂が乗ってくるヒラマサは高級魚として売買されますが、賢く買い物をして
美味しくいただきたいものです。