4月になるとブリも終わりになってきますが、代わりに「ヒラマサ」が出てきます。姿、形がほとんど
一緒で見分けがつきにくいですが、味はまるで違います。ブリは丸みをおびていて太っていますが、
ヒラマサはスマートで体に鮮やかな黄色の線があります。おろすとよくわかりますが、ブリに比べて
身が締まっていて色が白っぽくコリコリ感があります。小さいものを「小平」といい、これが大きく
なって2kを超えてくると脂がのってきます。旬は春から夏にかけてと、雪の降る頃です。
何といっても刺身が旨く、その上品な味はブリとは違った品の良さを感じさせます。ヒラマサは
美肌効果があり皮膚や粘膜の回復を助けてくれ、またDHA,EPA,ビタミンD,Aを多く含んでいる
ので、カルシウムの吸収を促進してくれます。いずれにしてもブリ系の魚は栄養効果が高く、刺身の
代表格で人気も高いです。夏にかけて脂が乗ってくると皮を引いた時、脂が光って見える程です。
最近ではヒラマサの養殖物も出回るようになり年中食べられるようになりました。これから旬を
迎える「ヒラマサ」はお寿司屋さんでも高級ネタとして引っ張りだこでしょう。