青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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銀鮭の切り身とアラを使った粕汁

粕汁銀鮭.jpg
春になったのですが、海は相変わらず時化模様。水揚げも少なくて魚屋さんにとっては試練の時です。
商売ですから売り上げを立てないとやっていけません。何といってもお客様にご迷惑をおかけして
申し訳ない限りです。魚屋さんは生の魚ばかりを扱っているわけではありません。塩干物といって
干物や塩蔵物、冷凍モノも扱いますし、瓶詰ものやパックものもあつかって魚関係のものはたいがい
揃えています。そこで、今日は塩蔵物の中から銀鮭を紹介しましょう。銀鮭は今では年中食べられる
事が出来るようになりました。流通しているものはほとんどが養殖ものですが、値段も安定していて、
鮮度保持の状態も良く品質管理がしっかりしているので安心して食べられます。銀鮭は生の状態で
急速冷凍したものと、薄塩をして急速冷凍したものとがあります。生はバター焼き、ムニエル、
塩鮭はそのまま塩焼などしてたべますが、魚屋さんでカットする時にアラがでます。アラも安い値段
で売っています。まだ肌寒い時期ですので切り身、アラを使って鮭の粕汁はいかがでしょうか。
鮭は残すところがないというほど身のほとんどを食べることが出来る魚で、様々な栄養素を摂ることが
できる優れものです。魚屋さんがつくる粕汁は、まずアラをきれいに洗って沸かしておいた鍋の中に
いれます。ここでことこと30分位煮詰めていきます。こうすると骨まで軟らかくなり全部食べられる
ようになります。こんにゃく、人参、大根、サツマイモを入れて更に焚いていき、粕と味噌を混ぜ入れて
一味唐辛子を少々ふります。最後にネギをいれれば完成です。温まって栄養満点。
鮭にはビタミン類が多く含まれていて、疲労感や倦怠感、食欲不振を和らげるのに有効です。 どの魚
にも共通していえるのですが、身と皮の間に脂があってそこに栄養も詰まっています。鮭の場合は特に
皮に多くのビタミンが含まれており、血圧やコレステロールの値を下げる働きがあるほか、胃腸を温め
消化器系を丈夫にするパワーがあります。またカルシウムの吸収を促進して骨粗鬆症を予防し、筋肉の
機能を維持する働きがあり、他にも粘膜や皮膚の健康を守る様々なビタミン類が含まれています。
頭の先からしっぽまでいただける鮭の粕汁を一度とは言わずたびたびお試しください。海の幸には
身体によい栄養が詰まっています。

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