小さなご馳走、ホタルイカが旬を迎えています。スーパー等では、ボイル済みのホタルイカを販売して
いて酢味噌、辛子酢味噌で食べるのがポピュラーですが、他にも色々と食べ方があってスパゲッティの
具にしたり、ホタルイカ飯だったり、沖漬けなどメニューは豊富です。旨みの濃いイカなのですが
鮮度落ちが早く、刺身で食べるのは地場でないと無理です。また、内臓ごと食べてこそホタルイカ
本来の旨み、栄養が取れるので、ボイルして内臓ごと食べることをお勧めします。旬は春ですが、
人間様より一足先にホタルイカを食べるのがタラです。3月中旬頃のタラの腹の中はこのホタルイカ
でいっぱいです。だからタラも美味しいのですよ。旨いものは魚も知っているんですね。
ホタルイカは小さいのですが栄養はたっぷり持っています。ホタルイカには強い抗酸化作用で知られる
ビタミンEが豊富に含まれています。ワタの部分には、皮膚や粘膜のうるおいを保つビタミンAや、細胞
の老化を防ぐビタミンEが豊富に含まれ、その含有量はウナギに匹敵するほど。低脂肪なホタルイカは、
ダイエットが気になる女性の方にもおススメです。また他のイカ同様タウリンが多く含まれていて、
血中コレステロール値を下げたり、肝機能の働きを高める効果も期待できます。身体は小さくても
影響力は大です。特に内臓部分にこれらの栄養素が詰まっているので、ボイルしたものを丸ごと
食べて欲しいです。