赤貝は昔から目や肝臓に良い食べ物といわれており、鉄分もほうれん草より多く、良質の蛋白質を持ち、
脂肪が少ないのでエネルギーは白身魚並です。しかもミネラルでは鉄分の他、亜鉛が大変多く含まれて
います。美味しく食べながら、こんなにも効果の高い赤貝をたべない手はありません。
もうすぐ産卵時期になります。いったん産卵してしまうと脂が抜けて、味もおちます。食物は皆
それ特有の旬の時期があります。海の食材も例外ではありません。旬をいただくということはそれだけ
栄養もしっかりと取れるということになります。それがなかなか難しいのであればサプリメントに
頼るのもひとつですが、おなじ栄養を取るなら美味しく取った方が体もい喜ぶし、自分が幸せな気分に
なれます。今、赤貝の身はプリプリです。「赤貝の殻蒸し」もおいしくいただけますが、今日は
変わった食べ方をご紹介します。赤貝を良く洗って貝の黒い汚れを落とし、ザルにあげておきます。
鍋にお湯を沸かしてそこに赤貝を入れます。するといいダシがでますので味噌を加えて味噌汁を
つくるのです。これが意外と美味しいのです。えっ?と思われるかもしれませんが、赤貝を養殖して
いる地方の家庭では小さい頃からこの「赤貝の味噌汁」を飲みます。そのせいか、皆さん基礎体力
があり、お元気な方が多いです。一度試してみてはいかがでしょう。
赤貝の栄養をまるごといただけますよ。