今日は3月11日。目が覚めたのは午前5時。寒いなと思って外を見たら真っ白でした。雪が降り積もって
いました。風も強くて、魚は望めそうにもありません。魚屋さんは朝が早いのです。冬の間は市場のセリも
遅めです。夜が明けないと漁師さんが動き始めないからです。底引き網と大敷網で獲れる魚が主です。
底引きは前日出港してその日の遅くに入港してきますが、大敷網は早朝行って魚を獲ります。まだ、
生きている魚を「殺菌海洋深層水」で絞めてから市場に運びます。だから、店に並んだ時は抜群の
鮮度で、目も輝き、光沢もあります。この状態の魚を毎日見ていると魚の良し悪しが解る様になる
のです。なんでもそうですが、「早起きは三文の徳」です。
さて、荒れ模様ですが、コンスタントに獲れている魚があります。「たら」です。白身の鍋用の
魚ですが、いつものことながら腹が膨れ上がっていて、何を食べているとおもいますか?
70㎝級のたらのエサは、ハタハタともうすぐ旬を迎えるホタルイカでした。旨いもの食べて
いるので鍋にしても美味しいのです。今日の様に寒波が来るとやっぱり鍋です。タラのチリ鍋で
温まってください。海の栄養をいただいて健康をいただいて元気になりましょう。