青魚は免疫力を高めるスーパーフードです
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赤カレイ

冬の煮付け魚の定番

冬の底引き漁には脂の乗った魚が数多く水揚されます。中でも赤カレイは煮付けて美味しい魚で、他に唐揚げやムニエルにもできます。高タンパクでありながら低脂肪なヘルシーな白身魚ですが、魚体の表面には小さな鱗がビッシリあるので、魚専用の硬いタワシでこすり落としてから調理に入ります。

 

身離れがいい煮付け魚

赤カレイは水分が多くコラーゲンも多いので煮付けても身離れが良く、食べやすい魚でお子様にも人気です。煮付けに向くのは比較的大きめで肉厚のカレイで、甘辛く煮付けると御飯が進みます。また、小さめの赤カレイは唐揚げにしてやると骨まで食べられるので、カルシウムの補給にもいい食材です。寒い時期には野菜のあんかけを掛けてやれば、一層御飯が進むというものです。

また、1月末あたりから2月にかけてワンサイズ大きめの”子持ちカレイ”が水揚げされます。腹に朱色あるいは白い真子を抱いていて煮付けて食べると美味しいカレイです。この切り身を煮付けると、身に火が通っても真子には十分に火が入らず、生煮え状態になり、困った方もいらっしゃるのではないでしょうか。これを解決するには二通りあって、一つは真子に竹串を数本差して煮付ける方法です。こうすると真子にも火が入りやすくなります。もう一つの方法は、身と真子を別々に煮付けるやり方です。

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赤カレイの唐揚げ

赤かれいの出はじめの頃は型も小さめで、煮付けとしておかずにするには物足りなさを感じます。そんな時には唐揚げしてもみじポン酢か、野菜あんかけを作ってやると食卓も華やかになります。家庭でフライや天ぷらをするのは、油が散りますし、手間ひまかかるので敬遠されがちですが、時間のある時などに挑戦するといいと思います。

3度揚げ

魚の骨まで食べようとする時には2度揚げ、3度揚げします。まず魚の水分をふき取って軽く塩コショウし、片栗粉(小麦粉は黒く揚がるのでNG)をまぶし、160℃~170℃で泡が小さくなるまで揚げて冷まします。2回目に180℃で色がきつね色につくまで揚げます。そして3回目に170℃でじっくりと揚げてやると頭もカリッカリになって骨ごと食べられるのです。少し時間はかかりますが、魚の骨の処分などを心配することがないので後片付けが楽ですよ。ちなみに家庭で天ぷらすると、ベタついて美味しくないという経験をお持ちの方も多いかと思いますが、家庭での天ぷらをカリッと美味しく揚げるには、しっかりと揚げてやることがコツです。そして必ず表裏をひっくり返して火を通すこともだいじです。しんなりするのは揚げ時間が足りないからで、しっかり揚げた天ぷらは時間が経ってもカリッとしているのでお試しください。

赤カレイの栄養

赤カレイには良質なタンパク質が豊富で、体力の向上や新陳代謝を促進する働きがあり、また免疫力向上の働きがあります。そのうえ低脂肪なので消化吸収が良く、病中病後の体力回復には最適な魚です。入院食のおかずにカレイが良く使われているのは栄養士さんも良く知っているからだと思います。ですから高齢者向けや離乳食にも適した食材と言えます。更にカレイにはコラーゲンも多く含まれているので、美肌効果も期待できます。カレイはビタミンの含有量が多く、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンEなどの働きで体力回復、疲労回復、免疫力向上、代謝活動の促進、ダイエット、美肌効果、脱毛・白髪予防が期待できる万能食です。

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